
個人事業主や1人社長など、スモールビジネスでは、どんなに業務量が多くても、簡単に人を雇うことはできません。
そのため、外注さんやパートさんなど、正社員以外の活用を検討される方も多いと思います。
外注さん・パートさん活用-5つの成功法則
外注さんやパートさんは同じ人間相手ですから、機械やツールなどと違って説明書どおり使えばうまく行くというものではありません。
人によって対応変えたり、柔軟に接していくことが重要です。
ただ、「こういった部分だけはしっかり抑えておかないと失敗してしまう」というポイントもありますので、紹介していきますね。
まず、大事なのが外注さん、パートさんを使ってどんな会社にしたいか、どんな業務を行っていってほしいか、方針を決めることです。
方針を決めず、漫然とやってほしい業務を振るだけでは、だいたい失敗します。
方針・イメージがしっかり固まっていれば、外注さん・パートさんへの接し方・指示などもブレませんし、無駄がありません。
例えば、「外注さん、パートさんにどうなってほしいのか?」
- トップダウンで、あなたに言われたことをしっかりやってくれるタイプになってほしいのか?
- ボトムアップで、相手からいろいろ提案したり、自分で考えて作業するタイプになってほしいのか?
そういったことも決めておくことが大事です。
こちらの記事でより詳しく解説しています。
最初の段階で、どういう業務を覚えていってもらうかスケジュールを伝えておくことが重要です。
例えば、
6ヶ月後までに、□□の業務をマスター
9ヶ月後までに、☆☆の資格を取得する
1年後までに、△△のプロジェクトを担当してもらう
のように、ざっくりとしたスケジュールを伝えます。
このスケジュールが知らされていないと、外注さん・パートさんもどのくらいのペースでがんばっていいのか分かりません。
上記のスケジュールが分かれば、目標がはっきり明確ですから、自分自身で調整しながらがんばることができます。
こちらの記事で詳しく解説しています。
業務内容にもよりますが、画像などをしっかり使ったマニュアルなどがあると、いいですね。
マニュアルがなくても、丁寧に説明すれば、作業内容を「理解」させることはできます。
しかし、作業内容を「マスター」させるには、マニュアルが必要です。
画像・写真などの方がインパクトがあり、脳に記憶が残りやすいですし、繰り返し見ることができるので、作業内容を身につけるにはもってこいのツールです。
最初は手間がかかるので面倒に感じると思いますが、後々のことを考えると、先にしっかり作ってしまった方が便利です。
「相手からお金の話をさせない」というのは、要するに「給料安いなー」「作業量に見合わないな」と思わせないようにするということです。
もし、外注さん・パートさん。たちから「もっとお金を上げてほしい」とよく言われるようでしたら、給与体系を早めに見直すべきです。
本来、日本人はあまりお金の話をしたがりません。
「『もっとお金がほしい』なんて言ったら、ガメついと思われる」という心配もあり、なかなか言い出せないものです。
それなのに、複数の人に給料アップを言われるようでしたら、相当不満に思っている人が多いわけです。
「えっ,褒めるのって大事じゃないの?」と思うかもしれませんね。
特に日本人は褒めベタなので、「もっと積極的に褒めましょう。」「褒めて部下のやる気を挙げましょう」なんて、言う話もよく聞くと思います。
しかし、あまり思っていないのに安易に褒めてしまうとお世辞と思われて、逆効果になることもあります。
ですので、無理に褒めようとせず、自然な状態で褒めたい時に褒めるようにしてください。
実際、褒められる立場に立ってみても、
- いつも何でも褒めてくれる人から「〇〇さんは、□□が上手いね」と言われるのと、
- ふだんそれほど褒めない人から「〇〇さんは、□□が上手いね」と言われるの、
どちらがより、嬉しいですか?
同じセリフでも違いがありますよね?
詳しくは下記のページもご覧ください。
以上が5つの大きなポイントになります。