
など、チャットワークのログデータを残しておきたいという人は多いと思います。
チャットワークを使う多くの方は、フリープランを使っていると思いますが、フリープランの人が正式にログデータのバックアップをする方法はありません。
しかしながら、まったく方法がないわけではなく、今回紹介する方法を使えば、ちゃんとバックアップができます。
チャットワークのログを保存する3つの方法
早速ですが、チャットワークのログの取り方を紹介します。
主な方法は、次の3つです。
チャットワークの「エンタープライズプラン」にあるエクスポート機能を使う
ツール「Ruby」を使う
Evernoteの「Webクリップ」機能を使う
ざっと、それぞれの違いをまとめました。
チャットワークの「エンタープライズプラン」 | Ruby | Evernoteの「Webクリップ」 | |
手軽さ | 〇 | × | 〇 |
低コスト | × | 〇 | 〇 |
ファイルの保存 | △ | 〇 | × |
※先にアヒルちゃんが使っている『EvernoteのWebクリップ』のバックアップ方法を知りたい方は、こちらをクリックしてください。
1. チャットワーク「エンタープライズプラン」でバックアップ
下記でも紹介されているとおり、チャットワークには公式のログ保存方法があります。
エンタープライズプラン、およびKDDI Chatworkにはチャットログのエクスポート機能があります。
チャットワークには、フリー・パーソナル・ビジネス・エンタープライズの4つのプランがあります。
そのうち、エンタープライズだけ、チャットログのエクスポート機能があります。
この機能を使って、チャットのログをバックアップすることができます。
お金はかかってしまいますが、公式サイトが用意している方法なので安心感はあり、手間もかかりません。
バックアップのために、わざわざエンタープライズプランにする必要はないと思いますが、現在エンタープライズプランに加入しているのであれば、この方法でバックアップしていただくのが1番だと思います。
バックアップの具体的な方法は、公式ページにも紹介されています。
fa-arrow-circle-right Chatwork管理者設定ご利用ガイド
※「18-1. チャットログ・エクスポート機能について」を参照してください。
なお、難点としては、ファイルのダウンロードはできないということです。
一応、ファイル一覧という画面があるので、そこからファイルを保存することはできますが、テキストとは別に、自分で選択して保存しなければいけないので、少し面倒です。
メリット
手間があまりかからず、簡単にできる
公式の方法なので安心
うまく保存できないなどのトラブル時も、サポートが受けられる
デメリット
有料プランのため、お金がかかる
ファイルのダウンロードは手間がかかる
2. ツール「Ruby」でバックアップ
次の方法は、「Ruby」というツールをパソコンにインストールして、ログをバックアップする方法です。
こちらの方法は、上記で紹介した公式サイトの方法とは違い、テキスト部分もファイルもまとめて保存(エクスポート)ができます。
しかも無料です。
なので、すべてのデータをまとめてしっかり残したい場合には、1番おすすめの方法です。
ただし難点もあり、Rubyのことなど、ある程度専門知識が必要で、難易度が上がる方法ということです。
また、いろいろ確認すると、うまくデータが取れないこともあり、ファイルが壊れているなどのトラブルも多いようです。
具体的な方法はウェブ上でも紹介されていますが、下記のページが詳しいと思います。
fa-arrow-circle-rightChatWorkからファイルも含めてログをエクスポートしたいならgoodbye_chatworkだ!
見てのとおり少々手間がかかり、知識も必要なので、パソコンにあまり詳しくない方や、時間をあまりかけたくない人は、やめたほうがいい方法だと思います。
メリット
無料でできる
ファイルも含めて、まるごと保存できる
デメリット
手間がかかる
Rubyについてなど、専門知識が多少必要になる
ファイルが壊れているなど、うまくいかないこともある
3. エバーノート「Webクリップ」機能でバックアップ
チャットワークの画面を開き、その画面をEvernoteのWEBクリップ機能で保存する方法です。
Evernoteのアカウントを持ってる人ならすぐに実践できて、しかも無料ですので1番おすすめの方法です。
fa-arrow-circle-right Evernote 公式ページ
難点としては、EvernoteのWebクリップ機能ですので、添付ファイルの保存はできないということです。
もしファイルを残しておきたい場合は、個別に1つずつダウンロードしておく必要があります。
それでは、実際の手順を紹介します。
ログのバックアップ手順
以上です。
かなり楽ですし、専門知識も必要ありません。
お金もかからないので、
という方には、1番おすすめの方法だと思います。
注意事項
ただし、こちらの方法は、場合によってEvernoteでうまく見られないことがあります。
「Evernote上で、保存したチャットワークのデータが全部は見られず、一部のデータしか見られない場合がたまにあるんです」
見られない原因としては、次の二つが考えられます。
- そもそもクリップ(保存)ができていない
- Evernoteにクリップ(保存)はできているけど、見られない
詳しく説明していきます。
(1) そもそもクリップ(保存)ができていない
Evernoteで「ページ全体をクリップ」を選択すれば、通常、ページ全体を保存してくれます。
しかし、Evernoteやパソコン側の調子が悪かったりして、うまく保存できていないことがあります。
「そもそもクリップができていないので、Evernoteでデータを見ても、 全部のデータが表示されないわけです。」
実際アヒルちゃんも まったく同じチャットワークのデータをEvernoteにクリップしましたが、タイミングによって全部のデータが保存できた時と、一部のデータしか保存できなかった時がありました。
見ての通り、最初にデータを取った時は「1.6MB」でしたが、直近でクリップしたときは、「4.9MB」となっており、データ量が3倍も違っています。
この場合は、時間をおいて試してみていただくか、パソコンを再起動するなどして、あらためて試してみてください。
(2) Evernoteにクリップ(保存)はできているけど、見られない
次のケースは、Evernoteにデータは保存できているけど、うまく見られない場合です。
チャットワークをバックアップすると、データが縦長になるため、通常、一画面で表示しきれません。
そのため、Evernoteでデータを見るときは、「Evernoteのスクロールバー」だけではなく、「チャットワークの中のスクロールバー」も動かす必要があります。
外側の「Evernoteのスクロールバー」だけだと、冒頭の少しのデータしか表示されませんが、中の「チャットワークのスクロールバー」を動かすと、それ以降のデータも見られます。
※もしくはメッセージエリア内にカーソルを置いて、「↓」キーで画面を下にスクロールさせると、画面が下に動きます。
ただし、こちらもEvernoteの動作が不安定で、上記操作をしてもきちんと見られないことがあります。
タイミングによりますが、全データが表示されるのに時間がかかったり、途中で止まってうまく見られず、下記のようなエラーがでたこともありました。
この場合はEvernoteのアプリもしくはパソコンを一旦落としてから、再度開いてみてください。
ちなみにアヒルちゃんの場合、Evernoteの「Windowsアプリ版」よりも、「ブラウザ版」の方がきちんと表示されやすかったです。
メリット
手間があまりかからず、簡単にできる
無料でできる
デメリット
- ファイルのダウンロードはできない(チャットワーク上で1つずつ保存するしかない)
- 「データがちゃんと保存されない」「データがちゃんと表示されない」ことがあり、何度かやり直しをする場合がある
チャットワークのログ保存についてのまとめ
以上の3つが、チャットワークのブログをバックアップする方法です。
あなたに合った方法は違うかもしれないので、今回の記事を参考に自分に合ったバックアップ方法を選んでいただければと思います。
チャットワークの「エンタープライズプラン」 | Ruby | Evernoteの「Webクリップ」 | |
手軽さ | 〇 | × | 〇 |
低コスト | × | 〇 | 〇 |
ファイルの保存 | △ | 〇 | × |
チャットワーク「エンタープライズプラン」のメリット・デメリット
メリット
手間があまりかからず、簡単にできる
公式の方法なので安心
うまく保存できないなどのトラブル時も、サポートが受けられる
デメリット
有料プランのため、お金がかかる
ファイルのダウンロードは手間がかかる
ツール「Ruby」のメリット・デメリット
メリット
無料でできる
ファイルも含めて、まるごと保存できる
デメリット
手間がかかる
Rubyについてなど、専門知識が多少必要になる
ファイルが壊れているなど、うまくいかないこともある
エバーノート「Webクリップ」機能のメリット・デメリット
メリット
手間があまりかからず、簡単にできる
無料でできる
デメリット
- ファイルのダウンロードはできない(チャットワーク上で1つずつ保存するしかない)
- 「データがちゃんと保存されない」「データがちゃんと表示されない」ことがあり、何度かやり直しをする場合がある