
アヒルちゃんは外出の際、ノートパソコンを使って、よく仕事をしています。
スタバとかタリーズとか、いわゆるノマドですね。
しかし、少し前から、そのノートパソコンが
- 動作が遅くなって、すぐに反応しない
- ソフトを開くだけでも、何十秒もかかる
- ファンの音がうるさい時がある
- バッテリーの減りがめちゃくちゃ早い時がある
など、小さな不具合がちょろちょろが出ていました。
そのため、アヒルちゃんの気持ちが乗っている時でも、
- 作業の進みが悪くなる
- いいところでバッテリーが切れて、作業ができなくなる
- ファンがうるさくて、集中力が切れる
など、いろいろな弊害が出ていました。
「ノートパソコンの寿命かな?」とも思っていましたが、じつは、
とわかりました。
そして、
さすがに「買ったときと同じくらい快適」とは言わないけど、
- 動作が重くなることはほとんどない
- ソフトも普通に開く
- ファンがぶんぶん回ることもほとんどない
- バッテリーも以前より長く持つようになり、作業できなくなることがない
など、だいぶ改善されたんです。
今日は、パソコンの熱暴走と、その対策について、アヒルちゃんの体験を元にレポートしていきます!
ノートパソコンは熱暴走でさまざまな弊害が出る
よく、
といいますよね?
熱が溜まって、パソコンがうまく動かなくなることを「熱暴走」と言ったりしますが、
- パソコンに熱暴走が起きる仕組み
- 熱暴走するとどんな弊害があるか
を説明したいと思います。
パソコンは熱が溜まると処理速度を落とす
なぜパソコンに熱が溜まったとき、動作が遅くなったり、動かなくなったりするのかと言うと、
パソコンには、ご存じのとおりCPUなど、いろいろな精密機器が使われています。
そして、この精密機器は負荷の高い作業をしていると、どんどん熱が溜まっていきます。
そのため、その限界を超えてくると、機器が耐え切れず、故障してしまうことがあります。
動きをセーブすることによって、パソコン内部の熱の上昇を避け、故障を防いでいるわけです。
ちなみ、CPUの適正温度は40~60度程度と言われ、70度を越すと、負荷がかなり高い状態と言えます。
ノートパソコンは熱が溜まりやすい
上記の理由で、パソコンはできるだけ熱を溜めないようにすることが重要です。
そのため、パソコンは、できるだけ熱がこもらないようにパーツを配置したり、ファンで熱を逃がすように設計されています。
しかし、ノートパソコンはデスクトップ型のパソコンと比べると、どうしても熱が溜まりやすくなっています。
ノートパソコンは持ち運びをするという特性上、コンパクト、軽量であることが重要です。
そのため、パソコン内部は無駄なスペースがなく、パーツ同士が密集しています。
したがって、熱が溜まりやすく、また風のとおりも悪いため、熱が逃げないのです。
熱暴走しているかチェックしよう
熱暴走の仕組みはわかった。
でも自分のパソコンが遅いのは、本当に熱暴走のせいか分からない……。
と言う方もいると思います。
これは簡易的なチェック方法ですが、次の2つを確認してみてください。
- パソコンを触ってみて熱くなっていないか確認
- ファンの音がうるさくないか確認
どちらも主観的な確認になりますが、熱暴走を起こしているときは、どちらも明らかに違いがあります。
パソコン本体を触ってみると、本当に熱くなっていて「これ大丈夫か?」と思うくらいですし、ファンもかなりうるさく、「スタバでも隣の人にうるさいと思われているかも?」と思うレベルだったりします。
上記2つのうち、どちらかでも該当するのであれば、パソコンにとってはいい状態ではありませんし、故障を早める原因にもなるので、きちんと対策を取った方がいいですね。
なお、きちんとした計測がしたいということであれば、温度を計測するソフトを使ってみるのも手です。
下記のフリーソフト「Speccy」は、CPUの温度が計測できるソフトです。
日本語に設定もできるので、気になる方は使って、チェックしてみましょう。
https://www.ccleaner.com/speccy/builds
インストーラー版とポータブル版がありますが、インストールしなくて済むので、「ポータブル版」がおすすめです。
熱がこもらないように、どう対策すればいい?
「自分のパソコンが熱暴走しているのはわかったわ。
では、どう対策をすればいいの?」
一般的な対策
パソコンの熱を抑えるための一般的な対策としては、次のようなものがあります。
パソコン内部の掃除
パソコンは、長く使っていると内部にホコリが溜まってきます。
すると、ホコリが風や熱の通りを防いでいる状態なので、パソコン内部の温度は上昇しやすくなります。
そのため、デスクトップパソコンなどでは、定期的にパソコン内部を開けて、ホコリを取ってあげることが大事です。
ホコリを取ることで、内部の風通しがよくなり、熱も溜まりづらくなります。
※ただし、ノートパソコンは内部を開けるように作られていない場合があり、この方法が使えなかったりします。
風通しのよい場所にパソコンを置く
パソコンを置く場所も熱対策には重要です。
風通しの悪い場所に置いてしまうと、パソコン周りの温度が高まり、その内部の熱も溜まったままになります。
棚の中など、囲いのあるところに置いてしまったり、またほかの機器と重ねて置いたりすると、さらに悪影響になります。
パソコン本体の周りは、できるだけものを置かず、風の通りをよくするようにしてください。
冷却パッド、冷却台を使う
ノートパソコン用に、冷却パッド、冷却台というグッズがあります。
ノートパソコンの下に置くことで、パソコンを冷やしてくれるグッズです。
商品にもよりますが、これは直接パソコンを冷やすので、かなり効果が高い方法です。
ノートパソコンならこの対策
このようにいろいろな熱対策があることがわかりましたが、よく考えてみると、一つ気になることがありませんか?
そう、
ということなんです。
上述したとおり、そもそも「パソコン内部の掃除」は、ノートパソコンの場合、中を開けられないことが多くやりづらいです。
また、「風通しのよい場所に置く」は、ノートの場合、テーブルに直に置くので、熱が逃げにくい(しばらく使ったあと、テーブルを触るとめっちゃ熱かったりするし)。
そして、「冷却パッド、冷却台」は重いし、かさばるし、とてもじゃないけど、外出先に持っていけない……。
ということで、アヒルちゃんも、
と思っていました。
しかし、そんなときに知ったのが、今回紹介する商品なんです。
その名も『ノートパソコンスタンド フォルダブル』。
『フォルダブル』とは?
『フォルダブル』とは、いわゆるパソコンスタンドで、ノートパソコンの下に置いて使う商品です。
直接、ノートパソコンを冷やす効果はないですが、パソコンを浮かす形になるので、パソコン底面に熱がこもらなくなるという商品です。
持ち運びのできるパソコンスタンド
しかも、このフォルダブルは普通のパソコンスタンドと違い、めっちゃ軽量・コンパクト。
なんでも、「世界最軽量」のパソコンスタンドらしいです。
外形寸法 | 114.6 x 240.2 x 0.8mm |
質量 | 約15g |
なぜ、こんなに軽いのかというと、黒谷和紙という紙でできているからなんですね。
和紙で大丈夫?
最初にこの商品を見たとき、アヒルちゃんも「たしかにこれなら、軽いから持ち運びも楽だし、熱がこもりづらくなるから、多少よくなるかも…」と感じた。
ただ、思った。
「いやいや、和紙のスタンドとか無理だろ。
パソコンを置くだけなら、大丈夫かもしれないが、キーボード打ってたりしたら、あっと言う間にヘタるだろっ。
オレの打鍵力舐めるなよーーー!」(笑)
だって、紙ですよ、紙。
たぶん、丈夫な紙なんだろうけど、どう考えてもすぐにダメになりそうな感じ。
ただ、レビューを見ると、そういった意見はないんだよね。
しかも、値段も安い。
正直、「大丈夫かいなー?」という気持ちもあったが、失敗しても大した額じゃないしと思って、注文してみたわけです。
そして使ってみたら、ビックリ。
マジで頑丈。
想像以上にしっかりしていて、思いっきりキーボードを打っても、全然平気。
ぐらつきもないし、快適に打鍵できる。
よくよく考えると、商品化されているものだから、当たり前なんだけどね。
すぐ壊れるようなものは発売されないよね。
荷重・使用テストもクリアしているし、形もトラス構造という安定性のあるものにしてあるので、ちょっとやそっとじゃヘタらないんだって。
肝心の熱対策は?
そして、もともとの問題であった熱対策でも、ちゃんと効果がありました。
このフォルダブルを使ったところ、明らかにパソコンが熱くなったり、ファンがうるさく回る回数が減りました。
まったくなくなったわけじゃないんだけど、前は3回に2回くらい熱くなったり、ファンがうるさく待っていたりしていたのが、いまは7~8回に1回くらい。
しかも、時間も短く、しばらくすると落ち着いてくれます。
正直、スタンドを置いて、底面の風通しをよくするだけで、こんなに変わるとは思いませんでした。
『フォルダブル』のほかのメリットは?
ノートパソコン用のスタンドというと、熱対策以外にもメリットがあります。
ということ。
デスクトップパソコンとくらべると、ノートパソコンは画面が低い位置になるため、
どうしても前かがみになりがちです。
そのため、姿勢が猫背になり、首や腰に負担をかけてしまうんです。
ストレートネックや腰痛の原因にもなるため、要注意です。
しかし、パソコンの下にスタンドを置くと、その分画面の位置が高くなるため、目線があがります
すると、猫背が改善され、首や腰への負担も軽減されます。
そのため、猫背対策でパソコンスタンドを買う人もいます(というか、こちらがメインの理由で買う人の方が多いです)。
アヒルちゃんは、とくに首や腰に持病はなかったんだけど、それでも姿勢的には楽になりましたね。
あと『フォルダブル』の場合、スタンドを元の形に戻せるというメリットがあります。
組み立てて使って、持ち運ぶときはまた1枚の紙の状態にできるんです。
「軽い」だけでなく、「形的」にも持ち運びがしやすいんです!
まとめ
『フォルダブル』のメリット整理
ということで、フォルダブルのメリットを整理します。
- ノートパソコン底面の熱が逃げやすく、溜まらない
- パソコンの処理速度が落ちず、動作が遅くなりにくい
- パソコンの負担が減り、バッテリーも長持ちする
- パソコンの各パーツへの負担が減り、故障リスクを低減できる
- とにかく軽い、たった15g!
- 形も持ち運びしやすい(使わないときは元の状態に戻せる)
- 猫背になりにくく、首や腰への負担が減る
- パソコンスタンドの中でも安い
『フォルダブル』のデメリットは?
正直、デメリットらしいデメリットはないんだけど、強いていえば、
- 冷却機能がない(冷却台のようにファンなどはない)
- 高さ調節ができない
くらいかな?
もし、両方とも対応してたら、それこそ持ち運びができなくなるし、値段も高くなるので、デメリットと呼べるものじゃないけどね。
価格を考えたら、失敗しても許せるレベルだし、熱対策をしてみたい方は一度試してみるといいですよ。