食用油の種類を図解説明! アトピーにはえごま油(オメガ3脂肪酸)!

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アトピーで食事改善をしたことがある人なら、だいたい知っていると思う植物油の種類

オメガ3とかオメガ6とかね。

アトピー体質の人にはオメガ3の植物油がいいと言われているんだけど、知らない人のために、ここで改めて説明をしてあげよー。

 

 

食用油の種類

まず、それぞれの違いについて説明する前に、普段人間が摂取している油の種類について説明すんね。

そっちから話した方がわかりやすんで。

 

「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」

まず、人間が普段摂っている油というのは、大きく分けて、「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2つに分かれるんだけど、その違いは次のとおり。

特徴多く含む油
飽和脂肪酸
  • 炭素が二重結合していない分子結合。
  • 化学的に安定していて、常温では固体の油。
  • 安定しているため、酸化もしにくい。
肉類などの動物性油脂
不飽和脂肪酸
  • 炭素が一部、二重結合している分子結合。
  • 科学的に不安定で、常温で液体の油。
  • 不安定なため、酸化をしやすい。
魚、植物油など

 

 

また、不飽和脂肪酸は二重結合している分子の数によって2つに分かれます。

特徴多く含む油
一価不飽和脂肪酸
  • 炭素の二重結合が1つだけの脂肪酸。
  • 飽和脂肪酸ほどではないが、酸化しにくい。
オリーブオイル
キャノーラ油
多価不飽和脂肪酸
  • 炭素の二重結合が複数ある脂肪酸。
  • 酸化をしやすい(二重結合が多いほど酸化しやすい)。
ごま油
魚の油

※「二重結合」については話がむずかしくなるので、単純に「二重に結合している」「二重結合が多いと酸化しやすい」とだけ理解していればOK

 

油ごとの飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸構成比

油によって、飽和脂肪酸が多いものや一価不飽和脂肪酸の方が多いものがあり、主な油の構成比はこんな感じ。

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 飽和脂肪酸一価不飽和脂肪酸多価不飽和脂肪酸
ココナッツ油92%6%2%
バター72%25%3%
牛脂(ヘット)52%44%4%
パーム油51%39%10%
豚脂(ラード)41%48%11%
イワシ37%27%36%
ごま油15%40%45%
オリーブオイル14%75%11%
コーン油13%30%57%
紅花油9%15%76%
キャノーラ油7%75%18%

 

アヒルちゃん
「ココナッツ油、バターなどは飽和脂肪酸の比率が圧倒的に高いよね?」

なので、飽和脂肪酸の特徴どおり、酸化もしにくいし、常温では固体なわけ。

逆に紅花油なんかは圧倒的に多価不飽和脂肪酸の比率が高い。

だから、酸化もしやすいし、常温では液体の状態になっている。

 

ちなみにキャノーラ油(菜種油)は、不飽和脂肪酸が93%もあるので、常温で液体の状態だけど、一価不飽和脂肪酸の割合が75%と突出しています。

そのため、紅花油と比べれば酸化しにくいということです。

アヒルちゃん
「だから、揚げ物なんかにもいいんだよね。」

 

ただ、こう表で1つ1つ見せられても覚えられないし、わかにくいよね。

なので、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の区別は、ざっくりいうと、常温で固体か液体かで判断すればいいと思います。

 

アヒルちゃん
「鶏肉とか豚肉を調理したものを、一晩放っておくと、表面が白く固まっていることあるでしょ? じつはあれが油なの。」

 

 

調理中は高温なので液体の状態だけど、冷めて室温になると、動物性油脂は固まってしまうわけ。

アヒルちゃん
「表を見ても、飽和脂肪酸の割合が牛脂は52%、豚脂(ラード)は41%と高めでしょ?」

それだけ常温では固まりやすいわけです。

 

アヒルちゃん
「一方、魚を調理しても油が固まることはないし、キャノーラ油(菜種油)などの植物油は、不飽和脂肪酸なので常温でも固まってないよね?」

 

不飽和脂肪酸のオメガ3、オメガ6、オメガ9

さて、不飽和脂肪酸だけど、脂肪酸の種類によって大きく3つに分けることできます。

あなたも聞いたことがあるかもしれまないけど、オメガ3、オメガ6、オメガ9

 

これは二重結合がどの場所でしているか、二重結合している位置で、分かれているんだけど、ここではどの位置かどうかなんてことは気にしなくてOK。

あくまで3つあると理解しといてくれればOK。

 

まずは下の表を見て。

脂肪酸の種類多く含む油
オメガ3系(n-3系)脂肪酸αリノレン酸、EPAなど魚の油、亜麻仁油、エゴマ油
オメガ6系(n-6系)脂肪酸リノール酸などごま油、紅花油、コーン油
オメガ9系(n-9系)脂肪酸オレイン酸などオリーブオイル、キャノーラ油

※オメガ3、6系は「多価不飽和脂肪酸」に属し、オメガ9系は「一価不飽和脂肪酸」に属します。

 

「脂肪酸」というのは、油を構成する材料の一部です。その脂肪酸には、いくつかの種類があり、それが、オメガ3、オメガ6、オメガ9なわけですよ。

 

もちろん、それぞれの食用油に1種類しか入っていないわけではなく、たとえば、オリーブオイルはオメガ9系でオレイン酸が多く含まれているけど、オメガ3、6系のαリノレン酸やリノール酸も含まれている(少量だけどね)。

なので、どの油も複数の脂肪酸を含んでいるけど、その構成比、バランスが違うわけ。

 

それでは、それぞの脂肪酸(αリノレン酸、リノール酸、オレイン酸)について特徴を紹介していきましょう。

αリノレン酸
(オメガ3系)
アレルギー疾患、炎症を抑える
リノール酸
(オメガ6系)
コレステロールを低下させる
摂りすぎると、アレルギーを誘発させる
オレイン酸
(オメガ9系)
コレステロールを低下させる
酸化しにくく、過酸化脂質の発生を抑える

 

ちなみにαリノレン酸というのは、熱や酸素などに弱く保存性がよくない。

そのため、いま巷にあふれる加工食品や外食で出てくる料理には、あまり使われていない。

コストパフォーマンスのよさから、オメガ6系のリノール酸の油がよく使われていて、スナック菓子、ファーストフードの油なんて、ほとんどこれと言われています。

 

そのため、いまの日本人はオメガ6系とオメガ3系の摂取バランスが非常に悪く、オメガ6系過多になっていると言われているんだよね。

しかも、オメガ6系のリノール酸は摂りすぎると、体内で「アラキドン酸」というものに代わり、アレルギー反応を高めたり、ガンを引き起こすんです。

 

アヒルちゃん
そのため、アトピー患者はとくに摂りすぎないように注意されている油でもあるんですねー。

 

 

今回、アヒルちゃんが買ったのはオメガ3が豊富なえごま油

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そこで、今回アヒルちゃんが購入したのは、オメガ3系のαリノレン酸が豊富に入っている「えごま油」。

 

えごま油は、それぞれの脂肪酸の割合が、

  • αリノレン酸(オメガ3系) - 61%
  • リノール酸(オメガ6系) - 15%
  • オレイン酸(オメガ9系) - 17%
  • 飽和脂肪酸 - 7%

となっていて、オメガ3系の油を摂取するにはもってこいの油!

 

アヒルちゃん
「4本セットで安く売っていたので、今回初めて購入してみたよ。」

 

もちろん、バランスが大事なので、オメガ6系の油もある程度を摂っていくつもり(実際、アトピー患者はすでにオメガ6系の制限をしすぎて、逆に足りない人もいるみたいだから、何事もバランスが大事だよね)。

 

 

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