原因不明の病気? 不定愁訴?「慢性上咽頭炎かも…」と思ったら……

 

過去記事にあるとおり、アヒルちゃんは慢性上咽頭炎で、長い間倦怠感に苦しんでいた時期があります。

 

この病気でとくにつらいのは、自分の症状が「慢性上咽頭炎」によるものと、なかなか分からないことだと思います。

アヒルちゃんも、以前慢性上咽頭炎による倦怠感を発症したことがあります。

 

しかし、当時は原因がわからず、4カ月以上倦怠感が続き、精神的につらかったことがありました。

病院に行って詳しい検査をしても、「とくに異常はないね」と言われ、

アヒルちゃん
じゃあ、この倦怠感は何が原因なんだろう……

と、日々悩むんだよね。

 

そこで、今日は不定愁訴など原因不明の病気に悩み、「もしかしたら慢性上咽頭炎なのかも…」と思う方に、

  • 自分が慢性上咽頭炎なのかどうか、どう確認すればいいか?
  • 治療する場合、病院はどう探せばいいか?
  • 自分でできることはないか?

ということについて、話していきたいと思います。

 

 

慢性上咽頭炎か確認するには?

そもそも、慢性上咽頭炎にかかったかどうかというのは、判断がむずかしいです。

慢性上咽頭炎になると、下記のような様々な症状が出ますが、これらは慢性上咽頭炎にならなくても、発症する病気です。

 

そのため、この症状が出たから、「わたしは慢性上咽頭炎になった」と判断ができないのです。

  • 頭痛
  • 首こり・肩こり
  • 倦怠感
  • 後鼻漏
  • めまい
  • 不眠
  • 花粉症
  • 鼻づまり
  • うつ
  • IgA腎症
  • アトピー性皮膚炎
  • 掌蹠膿疱症

 

普通の耳鼻科ではなかなか分からない

なら、病名にあるとおり、

だにえる
直接「上咽頭部分」に炎症があるかどうか、医者に見てもらえばいいじゃないか?

と思うかもしれません。

 

しかし、それも簡単じゃない。

なぜかというと、そもそもお医者さんに慢性上咽頭炎に関する知識がないからです。

 

じつは慢性上咽頭炎によって、上記の頭痛、倦怠感、肩こり、不眠などの症状が出る(「病巣感染」という概念)ということは、現在医学界では一般的とされていません。

 

いわゆるエビデンスで認められた事実ではなく、一部のお医者さんだけに支持されている考え方です。大学でも習わないため、お医者さんもわかっていない場合がほとんどです(ただ、いつかは科学的に因果関係が証明されて、一般的に認められる考え方になるんじゃないかと思っています)。

 

そのため、お医者さんも「慢性上咽頭炎」と言われても、単に「上咽頭が慢性的に炎症を起こしている」としか思わないわけです。したがって、普通の耳鼻科などに行っても、診察・治療をしてもらうことがむずかしいのです。

 

耳鼻科で「倦怠感、肩こりがあるんで診てください」っていう患者さんがいたら、受付の人もぽかんとするでしょう。

 

 

また、なんとか診察してもらうことになっても、上咽頭部は直接、見る事はできない位置にあります。

よく耳鼻科の先生が「はい、あーんして」と口の中を見ますが、あれは中咽頭部分しか見えません。

上咽頭は中咽頭部分の上にあり、ちょうど鼻と口の間にあるので、直接みることができません。

鼻の奥と口の奥の間にある部分が上咽頭。

 

 

もちろん、ファイバースコープなどの器具を使えば、上咽頭部分を見ることができます。

 

しかし、慢性上咽頭炎は炎症自体は強くないので、赤く腫れていたりすることはありません。

そのため、ファイバースコープで上咽頭を見ても、慢性上咽頭炎かどうかの判断がむずかしいのです。

 

塩化亜鉛で擦過して確認

なので、結局、慢性上咽頭炎の治療を行っている病院で診断してもらうしかないわけです。

慢性上咽頭炎の治療を行っている病院は「Bスポット治療(別名EAT)」を行っています。

 

Bスポット治療は、上咽頭部分に塩化亜鉛のついた咽頭捲綿子(いんとうけんめんし)を擦過します。

そして、慢性上咽頭炎の場合、間違いなく出血を起こし、痛みが生じます。これで、慢性上咽頭炎かどうかの判断ができるわけです。

 

実際、アヒルちゃんも一番はじめに治療してもらったときは、めっちゃ血が出ました。

痛みもそれなりにあり、先生から「間違いなく上咽頭に炎症を起こしているね」と診断されました。

 

自分でチェックする方法はある? ない?

ちなみにですが、自分で慢性上咽頭炎かどうかを判断する目安があります。

それは、耳の下の筋肉を触ってみること。

押してみると固くなっている場合がある

 

 

慢性上咽頭炎の人は、ここの部分が固くなっていることが多いそうです。

確実な診断方法ではないですし、固さも個人差があるので、あくまで参考程度にしてください。

でも、慢性上咽頭炎を起こしていると、ここが固くなっていることが多いので、一度チェックしてみてもいいでしょう。

 

実際、アヒルちゃんも慢性上咽頭炎だったときは、少し固くなっていて、完治した今はやわらかくなっています。

 

 

Bスポット治療(別名EAT)を行っている病院を探そう

それでは、どうやって慢性上咽頭炎の治療を行っている病院をさがすか?

いまの時代は、やはり「ネットで探す」のが一番だと思います。

 

治療をやっているところは少ない

花粉症の治療、腹痛などメジャーな病気の治療であれば、知り合いや友だちなどに「いい病院知らない?」と聞いてもいいと思います。

しかし、慢性上咽頭炎の場合は、同じ病気にかかった知り合いがいないことが多いでしょうし、そもそも治療を行っている病院が少ないんです。

 

そのため、「(地域名)  慢性上咽頭炎」などでネット検索してしまった方がいいです。

アヒルちゃんも「慢性上咽頭炎かも…」と思ったとき、「福岡 慢性上咽頭炎」などと検索して、病院を見つけました。

 

Bスポット治療を行っている病院リスト

ただ、そもそも治療を行っている病院が少ないので、ネット検索でも、なかなか見つからないかもしれません。

一応、慢性上咽頭炎の治療を行っている病院がリスト化されたページがありましたので、ご紹介します。

『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』特設サイト
慢性上咽頭炎治療医療機関一覧
上記ページに掲載されていないが、Bスポット治療を行っている病院

「桜耳鼻咽喉科めまいクリニック」

〒270-0137 千葉県流山市市野谷665-40

ハナミズキテラス3F

TEL:04-7158-7890

http://www.sakura-memai.jp/

 

病院選びは大事

なお、通える距離に複数の病院がある場合は、事前に電話などで治療方針を確認して、自分に合った病院を選びましょう。

 

じつは一口にBスポット治療と言っても、先生によって多少治療方針が違っていたりします。

  • 病院に通うペース
  • 薬を使うかどうか
  • 何カ所、塩化亜鉛を擦過するか

など。

 

アヒルちゃんは引越しなどもあり、いくつかの病院で慢性上咽頭炎の治療を受けましたが、病院によって、微妙に違いがあったんですよね。

 

最初に行った福岡のみらいクリニックでは、

  • 通うペースは2週間に1回
  • 薬もほとんど使わない
  • 塩化亜鉛は3個所塗布

という感じ。

 

引っ越して、その次に行った病院では、

  • 通うペースは多ければ多いほどよい(週3~4で通っている患者さんもいた)
  • 薬はある程度使う(炎症を抑える薬など)
  • 塩化亜鉛は5~6個所塗布

でした。

 

とくに通うペースは仕事をしている人にとっては、重要だと思う。

アヒルちゃんの友だちでも、慢性上咽頭炎の治療をしている人がいて、その人の通っている病院は「来れるだけ来て(毎日でも)」という治療方針なのよ。

でも、その友だちは普通の会社員なので、週1で通うのも大変なくらい。

また、患者さんが多く、待ち時間も長いので、本当にスケジュール調整で苦労しているみたいでした。

 

 

自分で治せる? できることはある?

慢性上咽頭炎は病院でBスポット治療を受けるのが基本だけど、自分でできることもあります。

近くに病院がなくて、治療できないという人もいると思うので、よかったら参考にしてください。

 

ソンバーユで保湿する

乾燥を防ぎ、炎症を悪化させないために、保湿をしてください。

アヒルちゃんがつかっているのはソンバーユです。

鼻から入れて保湿します。

 

これを鼻から入れます。

毎日2~3回点鼻してください。

 

鼻うがいをする

鼻うがいは炎症をやわらげるのに役立ちます。

これは、ミサトールというものを使います。

鼻のうがいをします。

 

寝た状態で鼻からエキスを入れます。

5分ほど、そのままの状態で上咽頭部分にエキスを浸透させます。

「ミサトール リノローション(スタートキット)」
※Amazonや楽天市場などの一般的な通販サイトでは販売されていません

 

鼻呼吸をする

今回の慢性上咽頭炎の治療記でも伝えているけど、鼻呼吸は大事。

口呼吸にすると、雑菌などが直接上咽頭部分にあたり、炎症が起こりやすくなります。

 

鼻呼吸であれば、鼻毛などのフィルターを通して空気が入るので、上咽頭への負担も減り、炎症が起こりにくくなります。

 

ぜひ、鼻呼吸をするようにしましょう。

鼻呼吸の重要性ややり方を学ぶには、こちらの本が参考になります。

 

慢性上咽頭炎について学ぶ

慢性上咽頭炎の治療する上では、ぜんぶお医者さん任せにするではなく、自分でもちゃんと知識を学んで、病気について理解しておいた方がいいです。

アヒルちゃんも慢性上咽頭炎になって、かなりいろいろな本を読みましたが、知識があると多少完治が遅れるなどトラブルがあっても、すぐにパニックになったりしません。

病気を理解していたほうが治療効果も高まると思うので、一度しっかり勉強しておくべきだと思う。

 

参考になる本はいろいろあるけど、一番最初に慢性上咽頭炎について学びたいなら、下記の本がいいでしょう。

病気についてあまりよくわかっていない人でも、わかりやすく読めるようになっていて、とても参考になると思います。

 

 

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