胃カメラ検査と大腸内視鏡検査を受けてみた(慢性上咽頭炎治療記Part2)

 

補足
この記事は、私アヒルちゃんが発症した「慢性上咽頭炎」という病気の話です。連続した記事で「慢性上咽頭炎治療記」としてシリーズ化していますが、発症当初は「慢性上咽頭炎」ということが分からない状態でした。その点を踏まえて読んでいただければと思います。

 

●慢性上咽頭炎治療記の過去記事

 

それでは、今回はいよいよアヒルちゃんが受けた

  • 胃カメラ検査
  • 大腸内視鏡検査

のレポートを検査時の写真も使って紹介するよ!

と言っても、メインは大腸内視鏡検査。胃カメラ検査はおまけみたいなものかな。

 

検査日までの流れ

まずは、検査日までの流れについて紹介。

数日前

大腸内視鏡検査を受ける場合、数日前から食事制限があるんだって。検査の際、大腸の中は空の状態でないといけないため、数日前から気をつけないといけないらしい。

具体的には、

  • 生野菜
  • 根菜
  • 海藻
  • こんにゃく
  • きのこ
  • 果物

など、繊維質が多く、消化しにくいものはNGなんだって。

ただ、アヒルちゃんの場合、めんどくさくてここはあまり意識してないで、普通に食べていたような気が……(汗)

 

前日

そして、前日の食事。

前日は「消化に悪いものは控える」ではなく、「消化にいいものしか食べられない」という感じ。

具体的には、

  • おかゆ
  • うどん
  • 具のないスープ
  • 豆腐
  • ヨーグルト
  • アイスクリーム

など。

固形のものは基本的に無理みたい。

病院からはこんな用紙ももらったよ。

 

その前の日までは、あまり食事に気をつかわなかったアヒルちゃんもさすがに前日はちゃんとやらないとまずいと思い、食事制限を守った。

じゃがいも・たまねぎ、セロリなどをブレンダーですりつぶしたスープとヨーグルトにして、乗り切りました。

なんか味気なかったけど、断食していると思えば全然楽だしね。

 

そして、前日にやることとして、もう1つ大事なのが、下剤を飲むこと。

これも病院から言われていて、就寝前に飲むとのこと。これも用紙をもらっていて、その用紙に下剤でくっついていた。

 

当日

そして、検査当日。

当たり前だけど、この日は朝から何も食べられない。口にできるのは水だけ。

もちろん、アヒルちゃんもちゃんと守って予定どおり病院に行きました。

麻酔を使うので、帰りのことも考えて、病院へは車ではなく電車で行きました。

 

……というか、アヒルちゃん、車持ってないんだけどね。

 

検査前の流れ

そして、病院についてから、検査までの流れを紹介。大腸内視鏡検査の場合、検査をするまでにはいくつかやることがあるんだよね。そして、これが中々大変(特に精神的に)。

 

検査着に着替え

まずは、看護士さんから、検査着に着替えるよう更衣室に案内されます。アヒルちゃん、早速着替える。

 

さすがにアヒルのマスクをかぶってはいけなかった…(汗)

 

 

さて、ここでクエスチョン!

これは一体なんでしょう?

 

更衣室にあるもので、写真は折り畳んだ状態のものです。

映りもよくないので、ちょっとわかりにくいかな?

 

実は、広げてみるとこんな感じ。

 

もう分かったかな?

これは、大腸内視鏡検査で使う専用のパンツ。

大腸内視鏡検査では、パンツも着替えなくていけない。その際、専用の紙パンツがあるんだよね。大腸内視鏡検査用なので、当然肛門近くに穴が空いている。

 

 

下剤をのむ

着替えが終わったら、看護士さんから下剤を飲むように言われて、下剤入りの水を渡される。

 

 

……が、

その下剤の量を見て、アヒルちゃん驚愕!!

 

この写真は途中で撮ったものなので、量が半分以下になっているが、渡された時は、この容器いっぱいに入っていたの。その量、なんと2リットル!!

普通に水を2リットル飲むのも大変なのに、なんと下剤入りの水を2リットル。さすがにビビった。

と言っても、一気には飲まなくていいらしく、看護士さんから「少しずつでいいので、2時間くらいかけてゆっくり飲んでいってください」とのこと。

 

実際、2時間かけて飲んだけど、やっぱ大変だった。最初の半分くらいまではそうでもないんだけど、残り半分くらいから地味に大変。死ぬほど苦しいとかじゃないんだけど、腹もパンパンになるし、空腹な状態で水だけ大量になるから、体全体が変な感覚になるんだよね。

 

便のチェック

看護士さんから、下剤を飲むよう言われた時、併せて言われたのが、「トイレに行きたくなったら、どんどん行って中のものを出してください」とのこと。

ここまではいい。

ただ、このあとのひと言で、またもやアヒルちゃん驚愕!!

「最後、トイレで便が全部出きって水しか出ない状態にまでなったら呼んでください。便の状態を確認させていただきますね」

 

マジかー(汗)

いくら、「もう便が出なくなった状態で」と言われても、まったくの透明状態になることはないし、それを若い看護士さんに見られるのはうれしい……じゃなくて恥ずかしい!(アヒルちゃんには、そっちの趣味はないです)。

それで一緒に渡されたのが、このシート。これと同じ状態になったら、看護士さんを呼んで、便のチェックを受けなければならないらしい。

 

 

2リットルの下剤を飲むのが大変だったので、早く飲み終わりたいという気分と、飲み終えたら便のチェックを受けなければならないから飲み終わりたくないという気分。

微妙な気持ちの狭間でこの時間を過ごしたアヒルちゃん。

 

でも、時間は無情に時間は進み、約2時間で下剤を飲み終えるアヒルちゃん。その間、4~5回くらいトイレに行ったけど、やっぱり、上の写真のとおり、徐々に便の状態が変わってくるの。

最後は5番のような状態にまでなったんで、看護士さんにチェックしてもらおうと思ったんだけど、ちょっと恥ずかしく一瞬躊躇したね(^^;

もっと透明になるまでと何回か粘ったんだけど、やっぱり5番までくると、あまり色も変わらず、結局断念。

ただ、看護士さんも慣れたもんで、チェックしてもらったら、さらっと見て「はいOKです」って言って終わっちゃった。

あんだけ、ドキドキしてたのになー(苦笑)

 

検査開始!

便のチェックも終り、いよいよ検査のスタート。

病院に来てからもう3時間近く経ってからの開始。

ここの病院は浅い麻酔をかけて、胃カメラ・大腸内視鏡検査を行ってくれます。浅い麻酔なので、外科手術の時のような深い眠りにつくことはないらしいんだけど、基本的には寝ちゃって意識はなくなる。なので、気づいたときには終わっている感じとのこと。

アヒルちゃんも、検査室に入り、まずストレッチャーみたいな移動式のベッドの上に寝かされて、そこから麻酔を注射。たしか1分弱くらいは意識があったんだけど、次に意識があったときには、別の部屋に移動していて、誰もいない状態。

「あー、もう終わったんだな」と実感。

しばらくすると、看護士さんが来て、「検査は終りましたよ。まだ麻酔が残ってぼーっとすると思うので、しばらく横になっていてください」と言ってくれた。

実際、頭はボーッとしていたので、そのまま横になって休むことに。

 

それにしても、本当に気がつかない内に終わるんだなーと感動。思わずお尻の穴のあたりを触ってみたけど、特に異物感もない(笑) たぶん言われなければ、検査を受けたことは分からないと思う。

 

検査結果を聞く

それから、しばらくして麻酔も切れてきたので、検査結果を聞くことに。

胃カメラ検査

まずは胃カメラ検査の結果から。ちなみに胃カメラ検査でチェックできるのは、胃内部だけではないんだって。

  • 食道
  • 十二指腸

のチェックができるようだ。 胃を抜けた十二指腸まで見ることができるんだってさ。

 

さて、アヒルちゃんの場合、内部を見てどうだったか? 結論からいうと、胃内部に「特に大きな問題はなし」という診断だった。 食道、十二指腸は「正常」と診断されたし、胃は「びらん」という軽度の炎症があったみたいだけど、 ほとんど問題ないらしい。検査結果の用紙は下記のとおり。

 

つまり、検査を受けるきっかけとなった、不正出血らしい不正出血はなかったということだ。ということは、大腸に何か問題があるのかな?

 

大腸内視鏡検査

胃カメラ検査に問題ないと説明を受けて、いよいよ大腸内視鏡検査の結果報告を受けることに。 ちなみに大腸内視鏡検査では、大腸だけでなく、回腸という小腸の一部もチェックできる。回腸は小腸の最後の部分で、大腸につながる部分だ。 また、大腸は場所によって次のようなパートに分かれている。

  • 盲腸
  • 上行結腸
  • 横行結腸
  • 下行結腸
  • S状結腸
  • 直腸

 

胃に問題がなかっただけに、「もしかして大腸に何か問題があるの? 大腸で不正出血? もしかして大腸ガンとかじゃない?」など、若干不安にあるアヒルちゃん。そんなアヒルちゃんを前に、先生の説明が始まる。

 

先生「大腸の方だけど……、 まったく問題ないよ

アヒルちゃん「えっ、ほんと?」

 

先生から渡された検査報告書を見ても、すべて「正常」。まったく異常なし。

 

結構、心配だっただけになにげに安心。本当に大きな病気とかだったら大変だもんね。

 

胃カメラ検査と大腸内視鏡検査を受けてみて

とりあえず検査自体は、めっちゃラク!(笑)

浅い麻酔をかけてくれるおかげで、全然痛くないし、意識がないので精神的なストレスもないんだよね。歯医者とかって痛くなくても、意識があるからなんか恐怖感あるじゃん? そういったものがないから、ほんとにラク。

ただ検査の前が、大変だった。食事制限はもちろんだけど、大量の下剤摂取や看護師さんにう〇こチェックされるストレスなど、地味ぃーに嫌なことが多かった。

胃カメラだけなら、やんなくてもいいけど、大腸内視鏡検査の場合は上記の2つは必須。そう考えると、次回以降も大腸内視鏡検査はちょっと身構えちゃうよね。

でも、他の人の話を聞くと、麻酔がかかってなくて痛いとか、異物感が嫌だとかってことも聞くので、アヒルちゃんの場合はだいぶマシだと思う。

それに、何も問題がないことが分かって安心したし、やってよかったと思う。 やっぱりアラフォーになると、表面上は問題がなくても、体内部で何か大きな問題になっていることもあるしね。

ただ、何も問題ないということは、また振り出しに戻ったということ。 アヒルちゃんが抱えている原因不明の体調不良。一体、なにが原因なのか、その謎は深まるばかりだった……。

 

スポンサーリンク
おすすめの記事