福岡のみらいクリニックで受診(慢性上咽頭炎治療記Part8)

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補足
この記事は、私アヒルちゃんが発症した「慢性上咽頭炎」という病気の話です。連続した記事で「慢性上咽頭炎治療記」としてシリーズ化していますが、発症当初は「慢性上咽頭炎」ということが分からない状態でした。その点を踏まえて読んでいただければと思います。

 

●慢性上咽頭炎治療記の過去記事

 

前回、ようやくアヒルちゃんの病気の正体は「慢性上咽頭炎」ではないかと、発覚。早速病院で見てもらうことにしました。

ただ、前回も話したとおり、「慢性上咽頭炎」で倦怠感とか頭痛とかさまざまなカラダの不調が出るのは、医学的に正式な証明はされていない。そのため、上咽頭が炎症を起こしていても、ただの風邪と同じ扱いで、専門的に治療をやっている病院が少ないのが現状なんだよね。

だから、治療をやっている病院を探すのも一苦労らしいんだけど、幸いなことにアヒルちゃんの場合、市内に慢性上咽頭炎の治療をやっている病院があった。その名も「みらいクリニック(福岡市博多区)」

 

なんか、あやしいみらいクリニック

早速、みらいクリニックのホームページを見ると、確かに慢性上咽頭炎の治療をやっているようだ。ブログなどを見ても、かなり詳しく慢性上咽頭炎とその治療について書かれている。

ただ、ホームページ全体を見て、ふと思った。「この病院、……何の病院?」。診療案内を見ても、慢性上咽頭炎の治療をやっているけど、耳鼻咽喉科とはなっていない。

それどころか、リウマチ、アレルギー、漢方、外反母趾等、統一性のない科目が並ぶ。普通の病院といえば、内科、耳鼻科、歯科など、何を治療をするか明確になっているけど、このみらいクリニックは、そういう感じじゃないんだよね。

なので、さすがのアヒルちゃんのも一瞬不安になる。「なんか、あやしい……」(あとで考えると、とても失礼なのだが、このときは本気で思った)。

でも、そうは言っても、他に慢性上咽頭炎を治療してくれる病院は近くにない。アヒルちゃん的も選択肢もないので、このみらいクリニックで診てもらうにした。

 

受診

原因不明の倦怠感になってから約4ヶ月後、アヒルちゃんはみらいクリニックの門を叩いた。みらいクリニックは博多駅から徒歩数分のテナントビルにある6階で開業している。クリニック内はそれほど大きくはない(待合所も椅子が10脚ないくらい)。でも清潔感もあり、あやしい雰囲気はない(当たり前か)。

受付で慢性上咽頭炎かもしれない旨伝える。すると、初診の場合は予約が必要とのこと。「マジかっ!」と思ったが、たまたま行った時間に空きがあったらしく、そのまま診てもらえることに。ラッキー!!

 

そして、まず先生に診てもらう前に、「血液検査」と「舌圧検査」を受けることになった。

血液検査はよくある普通の血液検査で血を抜かれて終わり。ただ「舌圧検査」は「なんだそれ?」と思うだろう。アヒルちゃんも初め聞いたときは、「ん?」という感じだった。

聞くと、舌圧検査は舌の力を計測する検査らしい。何でも慢性上咽頭炎になる人は鼻呼吸ではなく、口呼吸をしている人が多いらしく、口呼吸になる原因の1つに舌の力の弱さがあるんだって。

舌の力が弱いと、舌先が常に舌の歯の裏についている状態になるけど、本当に上顎や上の歯の裏あたりについてる状態がいいらしい。舌先がその位置にあると、口で呼吸がしづらいので、自然と鼻呼吸にもなりやすいとのこと。

そのため、舌圧検査をしているらしく、機器を舌の上に置かれて、それを舌でグッと持ち上げてくださいと言われた。要すると、上顎と舌で挟んで、どれくらい機器に力がかかっているか計測しているわけです。

 

結果、アヒルちゃんの舌圧は「29.0」と判明。どうやら基準よりも結構低いらしい…。実際、口呼吸だし、低いとは思っていたけど、やっぱりちょっとショック。

でも、逆にいえば、改善するポイントがあるわけだから良しと考えるとこともできる。体調が悪いのに、改善するポイントがないって方がつらいからね。

 

診断結果

血液検査、舌圧検査を終えて、いよいよ先生に診てもらうことに。先生は院長でもある今井一彰先生(みらいクリニックの先生は今井先生だけのよう)。

40歳くらいの若々しい先生で、とても話しやすい。お医者さんって、コミュニケーションがとりづらい先生と、親身になってコミュニケーションをとってくれる先生、2つに分かれることが多い気がするけど、今井先生は明らかに後者。いままでのアヒルちゃんの経緯を丁寧に聞いてくれて、診察をしていってくれた。

 

そして、いよいよ診察。

ベッドの上に寝かされて、慢性上咽頭炎の治療であるBスポット治療を行う。Bスポット治療は、塩化亜鉛という液体を綿棒の先につけ、それを上咽頭部分に塗布する治療。なぜこれで慢性上咽頭炎が治るのかは後日するけど、慢性上咽頭炎の人は、これをやると、綿棒の先にベットリ血がつくらしい(炎症を起こしているため)。

なので、慢性上咽頭炎かどうかの確認を含めての治療という感じになるが、アヒルちゃんの場合、やはり血がべっとりとついていた。この塩化亜鉛の塗布は両鼻と口、3つの穴からそれぞれやっていくが、どれも血がついていた。

ちなみにBスポット治療はかなり痛くてつらいという情報を事前にネットで知っていたが、実際はそこまでではなかった。確かに痛いといえば痛いんだけど、耐えられない痛みではない。どっちかというと、喉を開けっ放しにしたり、呼吸の通り道をふさぐ形になるので、息苦しい感じ。

中には、あまりの痛さに治療を断念する人もいるというが、アヒルちゃんの場合はそこまでではなかった(単に痛みに鈍感なだけかもしれんが)。

診察を終えて先生からは、

「かなり炎症を起こしているね」

「倦怠感の原因は、この慢性上咽頭炎だと思うよ」

と言われた。

 

そして、「ちゃんと治療していけば、数ヶ月で治りますよ」と言ってもらえた。

正直、この言葉を聞いたときはめちゃくちゃうれしかった。

これまでどこの病院に言っても、

  • 「特に異常はない」
  • 「ストレスや精神的なものが原因かもしれない」
  • 「とりあえず様子を見て見ましょう」

みたいな感じで、まったく先が見えない状態だった。

 

けど、先生から自信を持って「治りますよ」と言われたことで、先が見え、精神的にも前向きになれたんだよね。

正直、いまの時代にお医者さんが患者に「治りますよ」って、簡単には言えないと思う。

万が一治らなかったとき、患者によってはいろいろと面倒なことになりそうだしね。

でも、リスクを踏まえて、治るいってくれたのは本当にうれしかった。

 

今後の治療について

慢性上咽頭炎の治療法方針としては、2つのアプローチがあるらしく、1つは「炎症をなくしていく方法」。もう1つは「炎症を起こさないようにする方法」。

「炎症をなくしていく方法」

炎症をなくしていく方法としては、今回のBスポット治療をやっていくことが中心。2週間に1回ペースで来院してくれとのこと。

また、馬油(ソンバーユ)を毎日数回点鼻するようにも言われた。炎症を和らげる作用があるらしい。

あとは漢方薬も処方された。

処方された漢方薬

 

「炎症を起こさないようにする方法」

一方「炎症を起こさないようにする方法」としては、口呼吸から鼻呼吸への改善を薦められた。

口はもともとする器官ではなく、口で呼吸をしてしまうと、空気と一緒にホコリ、細菌など体にとって不要なものまで体内に取り入れてしまう。一方、鼻で呼吸するとホコリ・細菌などを防ぐフィルターがあるため、体内に不要なものが入りにくいようになっている。

そのため、上咽頭部分の炎症も鼻呼吸の方が起きにくくなるんだって。

また、空気を適度な温度・湿度にして体内に入れるので体への負担も少ない。要するには口呼吸よりも鼻呼吸の何倍もいいことだらけなのだ。

 

そして鼻呼吸に治すために、「あいうべ体操」という体操を教えてもらった。ホームページでも紹介されているので、よかったら見てみて。

https://mirai-iryou.com/aiube/

こんなカードももらったよ。

 

あとは睡眠時に口にサージカルテープを貼るようにも薦められた。鼻呼吸の癖がつくまでは、睡眠時に口呼吸になってしまうため、テープで口を閉じて、鼻呼吸を維持しようというわけだ。一見、鼻が詰まったら窒息してしまいそうな感じがするが、縦に1本テープを貼るだけなので、鼻で呼吸できなくなると、口の両サイドから自然と呼吸ができる。なので、窒息まですることはない。

 

みらいクリニックの初回診察を終えて

こんな感じで、初回の受診は終わった。感想としては、やっぱりうれしいのひと言だ。

今までは治療はおろか、原因も分からない状態で、本当に迷走している状態だったから、原因、治療について目星がついたことは本当にうれしい!

いまの時点が確実に治るかどうかはわからないけど、今までは違い、明らかに前に進んでいる感があるし、本当に治るという期待感も高い。

なので、当面はこのみらいクリニックのお世話になって、治療を進めていこうと決めたアヒルちゃんだった。

 

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